思春期・青年期のカウンセリング
12歳ごろを迎えるといわゆる「思春期」といわれる年代に入ります。この時期は人生でもっともからだとこころの変化が激しい時期となります。今まで何とも思わなかったことにイライラしたり、何だかわからないけどもやもやしてしまい、自分でもどうしたらいいのかよくわからず、悩むことがよくあります。この時期に悩みが多くなること自体は1人の人として成長していくうえでとても大切な、そして必要なことです。
他人との違いを意識すること、親から自立したいと思うこと、自分とは何か?と問うことなどは思春期の精神的成長を遂げます。しかしそれと同時に、さまざまな挫折や人間関係のトラブルなども体験し、心理的葛藤や不安が大きくなります。
こうした悩みが深刻になりすぎると、これまで普通にやれていたことができなくなってしまったり、こころの不調やからだの病気につながることも少なくありません。
思春期・青年期にこころの不調を体験することは決して珍しいことではありません。
悩みが複雑になるより前に、早い段階でサポートやケアの道筋を見つけることは、早期の回復の糸口となります。
~思春期・青年期を過ごすご本人の方へ~
自分自身のことへの葛藤や挫折、人間関係のトラブルなど1人で多くを抱え込み、苦しくなっていませんか?
どこで話せばよいのか、誰に話せばいいのかわからない、知っている人や身近な人には打ち明けられない、話してもわかってもらえない、こんなことで悩んでいたら怒られるかも、という感じがあるかもしれません。
不安なこの時期に感じることをじっくり丁寧にお話を伺いながら、これからどのような大人になり、生きていきたいのかについて共に考え、今感じている壁を乗り越えていけるようサポート致します。
※当相談室では、未成年の方のカウンセリングには原則保護者の方の同意をいただいております。
~思春期の子どもをもつ保護者の方へ~
思春期の子どもをもつ親は、子どもの生活や態度に戸惑いや不安を抱えることが多くなり、どう関わっていいのか困ってしまいます。
落ち込んだり引きこもったりしている子どもに対して何かできることがないかと悩むこともあれば、家庭内暴力や問題行動に親自身が心身をすり減らしてしまうこともあるでしょう。
そのような悩みを1人で抱え込みすぎてしまっている保護者の方は、ぜひ子どものカウンセリング経験のあるこころの専門家にご相談ください。カウンセラーと共に子どもとの接し方や対応方法について考えていきましょう。
・不登校/引きこもり
・子どもが口をきいてくれない
・子どもが何を考えているか分からない
・成績が急に落ちた
・子どもの進路に不安がある
・子どもが暴力的である
・非行/問題行動
・思春期うつ
・リストカット
・摂食障害
・性的違和
・発達の偏り
・チック
・抜毛・脱毛